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靴の安全性と品質をチェックして、事故やトラブルを未然に防止。

2016年12月20日(火)

1.求められる品質基準に適合しているか、各種試験を組み合わせ、総合的に評価

靴に関わる基準には、ISO規格、JIS規格などがあります。当研究所では、これらの基準に則り、靴に関連したさまざまな試験を行い、総合的な品質評価を行っています。
事故やトラブルを防ぐためにも、靴の安全性と品質について、事前に厳しい試験・評価を行い、確認することが必要です。
 

2.靴の表底のはく離抵抗を評価

靴は、着用を続けているうちに、歩行時に屈曲されやすい部分で表底が剥がれてくることがあります。当研究所では、JIS規格に準じた試験を行い、表底が剥がれやすくないか、確実に接着されているかなどを確認しています。
 
【試験項目】
表底のはく離抵抗:JIS T 8101:2006安全靴の表底のはく離試験
 
【試験概要】
表底及び甲革のつま先部分を試験機でつかみ、土踏まず部まで引張って剥がし、踏付け部の範囲での最高のピーク値及び最低のピーク値をそれぞれ4~5点取り、平均値を「はく離強さ」とする。
 

 

3.婦人靴のストラップの取付強さを試験

サンダルやパンプスなどの足首や甲部についているストラップが歩行中に切れると、転倒などの事故につながる恐れがあります。歩行時の負荷で容易に切れないかどうか、確認する必要があります。
 
【試験項目】
・甲バンドの取付強さ※
※バックバンド、ネックバンドにも適用する
 
【試験概要】
中底を床面に固定してから、着用できる状態に組み立てた試験箇所のバンドにL型金具を差しこみ、そのまま上方に向けて引っ張る。
 

 

4.歩行時に負荷のかかりやすいヒールの疲労試験

歩行中に靴本体からヒールが外れたり、ヒール自体が割れたり、折れたりすると、転倒などの危険な事故につながる恐れがあります。特にピンヒールなどの細いヒールでは、歩行時に強い負荷がかかるため、容易に折れることがないか、確認することが大切です。
 
【試験項目】
・ヒール疲労試験:CEN/TC 309 N 311 履物 ヒールの試験方法(疲労抵抗力)
 
【試験概要】
疲労試験機に固定したヒールに対し、1回/秒、0.68Jの力で20,000回まで打撃を繰り返し、亀裂や割れ等の異状がないか確認する。
 
ヒールの疲労試験
 
今回ご紹介した以外にも、靴に関連するさまざまな試験を実施しています。ぜひお気軽にご相談ください。
 

■関連記事

・靴の安全性と品質を確認するため、規格・基準に基づいた試験が必要です。

■取り扱い試験項目

試験項目 備考
①甲革の厚さ JIS K 6550 革試験方法 5.1厚さの測定
②甲革の引張り強さ JIS K 6550 革試験方法 5.2引張り強さ及び伸び
③甲革の引裂き強さ JIS K 6550 革試験方法 5.3引裂強さ
④表底の厚さ JIS S 5050 革靴 6.2表底及びかかと用材料
⑤表底の引張り強さ JIS S 5050 革靴 6.2表底及びかかと用材料
⑥つま先部分の接着剥離強さ JIS S 5050革靴 8.試験方法
⑦内張り地の染色堅ろう度(摩擦)
(乾燥/湿潤/アルカリ)
JIS K 6547 革の染色摩擦堅ろう度試験方法(摩擦試験機Ⅰ形)
⑧ヒールの取付強さ ISO 22650「履物 -靴の試験法- ヒール取付強さ」
⑨表底の耐摩耗性 JIS K 6264 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム -耐摩擦性の求め方-
第2部:試験方法11.テーバー摩耗試験機
⑩ヒールの疲労試験 CEN/TC 309 N 311 履物 -ヒールの試験方法- 疲労抵抗力(ISO/TC 216)
⑪表底のゴム硬度 JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム -硬さの求め方- 
第3部:デュロメータ硬さ(タイプA)
⑫老化試験 JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム -熱老化特性の求め方 促進老化試験 AA-2法
(※長靴はJIS S 5005に基づいて評価)

 


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